コラム

事例 1.高齢者の単身住まいと借地権 

2016-05-05

ある私鉄沿線、高齢化の波が押し寄せる旧住宅街。借地権の一戸建にお住まいのAさんは85歳の男性で独り住まい。子供はいますが遠方にお住まいで疎遠になっています。近頃、足腰が弱り、内蔵疾患も抱えて不安な日々を過ごしていました。先々のことを考えると、お住まいの一戸建てを売却して子供の近くの高齢者施設にでも引っ越したいと考えるようになりましたが、誰に相談してよいか判りませんでした。そんな時、私共にご縁があってご紹介いただき、早速、Aさんのお宅に伺いご相談を承りました。借地権の一戸建ての売却の件は、まず地主さんに相談してみましょう。条件が合えば買い取ってくれるかもしれません。また、お身体の具合があまり良くない様子なので、行きつけの医院を介して一度、介護認定をお受けしてみたらどうでしょうと提案しました。医院の紹介のケアマネージャーが調査され、結局、「要支援1」でしたが、ご自身の状態を確認できてよかったと思います。それから転居先の希望もお聞きして、物件の調査に入りました。今では、借地権は地主さんに買い取っていただき、希望する転居先も見つかりました。転居先には時々お孫さんも訪ねてくるようになり、生活が明るくなったようです。私共は、Aさんがお元気なうちにご希望を叶えて安心な生活を取り戻せるようにサポートすることを心がけました。